パナソニックの次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ F-ML4000Bを購入したので紹介したい。風邪っ引きや小さい子供がいる方にお勧めしたい。
風邪っ引きの体質に悩まされ続ける

自分は季節の変わり目に弱いタイプで、しょっちゅう風邪をひくことが多い。
季節の変わり目にはほぼ風邪をひくので、年に最低4回(ひどい時だと6~7回くらい)風邪をひくので、正直社会人的にはアウトな水準ではある。
その対策として象印のスチーム式加湿器を導入して喉の乾燥を防ぐようにもしているが、
もっと抜本的な解決策はないかなぁ…と思い、そもそも空気じたいを除菌すれば風邪もインフルエンザもある程度弱毒化してくれるのではないかと考えた次第。
今までもジアイーノは興味があったが、大きすぎた問題

今までもパナソニックのジアイーノの存在は知っており、興味はあった。
一方で、(ブログには書いてないが)ほかにも加湿空気清浄器を2台家に置いているので、さらに大型の加湿機能付きのジアイーノを置くのは単純に邪魔だし、オーバースペックだな…というのもありためらっていた。
しかも、もちろん高性能だからではあるが結構高い(12~15万円する)というのもためらう理由となっていた。
小型化したジアイーノが2024年10月に登場

そんな中、2024年10月より除菌・脱臭機能に特化して小型化したジアイーノが発売されるというニュースがあった。

なんでも、「A4サイズの設置面積で、リビングや寝室、子供部屋など場所を選ばず設置することができます」ということで、置き場のない我が家にぴったりの環境だ。

しかも、値段も7.7万円程度と(以前の機種に比べれば)手が届きやすい金額にもなっている。
しばらく迷っていたが、12月にも入り本格的に風邪気味になってきたので思い切って購入してみた。
本当にコンパクト

写真では全くサイズ感はわからないと思うが、本当にコンパクト。
(できれば、大きな家電量販店に行って展示品を見てみてほしい。結構びっくりする。)
外観

操作パネルは4つのボタンのみで、非常にシンプル。
ボタンはタッチセンサーなどではなく、物理的に押すタイプ。押したときに「ピッ」と鳴るのでわかりやすい。
前面パネルの取り外し方
ここは自分が最初戸惑ったので共有したい。流れとしては、
①前面パネルの下部を手前に引く

②そのまま引っ張っても取れないため、少し上に持ち上げながら手前に引っ張る


というのがポイントだ。
前面パネルの裏側の爪を見てみると、構造がよくわかる。

塩タブレット
ジアイーノは、食塩水を電気分解して次亜塩素酸水を作成しているため、定期的に食塩のタブレットを補充する必要がある。




もちろん、なくなる都度手で入れる必要はなく、この白い容器に塩タブレットを入れておくと、なくなる都度定期的に補充してくれるという優れもの。
(そのため、時たまタブレットが落下する「カチッ ポチャン」という音が聞こえるが、それはご愛敬だ)

補充用の塩タブレット

パナソニック公式品としては、以下が用意されている。
ただ、言ってしまえばただの食塩のタブレットなのに、300粒で3,000円もするというのは結構高い。
そのため、互換品として「塩ピュアタブ」を使用している。



こちらは240粒で約750円。パナソニック純正の塩タブレットの約3倍のコスパだ。
ちなみに、説明書きを見るとどちらも「1粒0.45gの食塩」ということで、全く同じ分量だということがわかる。現に、粒の見分けもつかないほどだ。

メンテナンス
この本体自体が次亜塩素酸水に漬かっているということもあり、超頻繁に掃除しなければならないというものではない。(一応、タンクの水は毎日替えることになっているが。)
タンクを外すと、写真のような構造になっている。

左側にある電極が突っ張り棒のようになっているので、つまみながら上に引き上げるとトレイが外れるようになる。


トレイ内部

トレイ内部はこんな感じ。

フィルターは薄い作りになっており、フィルター全面が水に漬かっているため、「水の浸透が不十分な個所がカルキで固まる」という気化式の加湿器あるあるの事象が起こらなそうなのが好印象。
また、この形状だと押し洗いもしやすそうなためそこも好ポイント。

トレイ内部は凹凸が非常に少なく、つるっとしたつくりになっている。
水アカなどはくぼみに溜まりがちなため、そもそも汚れや水アカなども付着しにくそうだし、仮に汚れてもスポンジ等で洗いやすそうだ。

タンクとフィルターの隔壁もつるっとしている。
メリット・デメリット
約1か月使用してのメリット・デメリットを書いていこう。
メリット①:とにかくコンパクト

とにかくコンパクト。これに尽きる。
とくに我が家の場合はすでに加湿器は存在しているため、「除菌・脱臭に特化した小型マシン」としては非常にありがたい。
最近は物件も狭くなってきているため、ますますこのようなコンパクトな家電の需要が高まると思う。
メリット②:手入れがしやすい構造

直上でも書いたが、とにかく掃除のしやすさにとても配慮しているというのを感じた。
このような水を扱う家電はとにかくヌルヌルして気持ち悪いというのが定番であるため、そのような体験をできるだけ排除しようとしているパナソニックの姿勢にはほれぼれする。
ここからはデメリットだ。
デメリット①:タンクが小さく給水頻度が多い

タンクは0.9Lと結構小さ目。
それゆえ本体サイズを小さくできたのだとは思うが、いかんせん給水頻度が多いのは正直めんどくさくて玉に瑕だ。
我が家では、最近乾燥しているからというのもあるだろうが、1日2回程度給水している。
また、(これは自分が悪いのだが)素手でタンクの水を交換すると、キャップに塩素臭のする水がついているので、手も塩素臭くなるという問題もある。
もちろん、正しくキャップを洗い流したりゴム手袋などをすればいいのだろうが、頻度の高い給水にいちいち気も配っていられないため、ここは改善したいところ。
デメリット②:タンクが固定はされない

これは小さなデメリットだが、よくある加湿器・空気清浄機のようにタンクが「カチッ」とはまるような構造にはなっていない。
まぁ別にこれは困ることではないのだが、最初は「バランス取れているの?」と少し戸惑った。
(うまくできているため、きちんと自立はしてくれる。)
デメリット③:「おやすみ」モードでも相当まぶしい
これは個人的には結構困った。

パナソニックの公式ページには「クリーンサイン、点灯LEDの明るさを低減」とあるが、下の写真を見てみてほしい。


両者は同じ明るさの撮影設定(ISO250,SS1/80,F5.6)にそろえているが、どうだろうか?
あまり明るさ変わらなくね?と思わないだろうか。
正直これは明るい部屋で撮ったのでわかりにくいかもしれないが、真っ暗な寝室では青いランプが煌々と光ってしまう。部屋は真っ暗じゃないと寝られない派の人には結構厳しい。
苦肉の策として、見た目は完全にダサくなるが真っ黒なマスキングテープでライトのほとんどを隠すという荒業で何とかしのいでいる。
(これでも全く気にならないわけではないが、だいぶましにはなる。)

自分はカモ井のマスキングテープを使用している。これに限らず、まぶしいLEDなどに張り付けると結構見えなくなってくれて便利だ。

この点については、パナソニックのほかの空気清浄機などのように「周囲が暗くなったらほとんどのライトを自動的に消してくれる」機能が欲しいところだ。
まとめ
最後に色々書かせていただいたが、この機種の効用に比べれば些細なことだとは思う。
風邪引きやすい自覚がある方は、ぜひ導入してみてほしい。

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